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日本ウォータージェット学会

会長挨拶

会長就任のご挨拶
会長 彭 國義

 この度,会長にご推挙いただきました,日本大学の彭です.微力ですが,割澤前会長の後を引き継ぎ,学会の発展に寄与できますよう,尽力して参ります.
 割澤前会長におかれましては,長きにわたり学会の発展を牽引していただきました.特に,新型コロナウェルス感染症の蔓延により,社会環境は急変し学会活動も大きく制限されました.このような状況において,割澤前会長は様々な課題のご対応に強いリーダシップを発揮され,コロナ禍を乗り越えて学会の持続発展にご尽力されました.ここにて深く感謝を申し上げます.
 一方,新型コロナウェルス感染を契機に,リモートワークやオンライン会議の利用が広がり,働き方は大きく変わりつつあります.また,あらゆる情報のオンライン化やオンデマンド配信,生成AIなど情報源の多様化に伴い,学会のやり方や役割の見直しが検討される転換期を迎えています.日本ウォータージェット学会においても,社会ニーズに応じて学会活動の展開し前に向かって挑戦していくことが大切だと考えます.
 日本ウォータージェット学会は,噴流工学を基盤とするウォータージェット技術およびその産業応用に関連する分野の研究者や技術者が研究発表や情報交換などを行うために設立され,学術・技術情報の共有と発信は学会の最も重要な役割です.新しい社会環境に適応して多様な学会活動を展開し,多様な出会いの場を提供して異分野間の交流を促進することも不可欠なものになっています.学会の役割を最大限に果たすために,学会活動をどうのように推進した方が良いのかを皆様とともに考え,皆様の意見や知恵を拝借しながら学会活動を推進して参ります.会員の皆様の積極的な活動・参加を期待しております.
 このような状況で本学会の現状を鑑み,重要課題として,学会活動の活発化,会員サービスの向上,そして若手会員の誘い込みに力を注ぎ,持続可能な社会の構築に向けた情報発信を推進し,より活力に富んだ学会活動を展開していきたいと考えます.責任は重いですが,皆様のご期待に応えられますよう尽力いたしますので,ご協力くださいますようお願い申し上げます.
 最後に,会員の皆様のご健勝とご活躍を祈念するとともに,日本ウォータージェット学会の更なる発展に向けて,皆様のご支援を賜りたくお願い申し上げます.

彭 國義 ほう こくぎ 日本大学工学部機械工学科 教授
専門分野:ウォータージェット,流体機械,流体工学